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セミナー

2025.09.11 開催 #最新セミナー

バイオ素材「セルロースナノファイバー」の応用領域と未来 〜持続可能な社会を支える革新的素材の構築・実装に向けて〜

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セミナー概要

環境問題への対応が急務となる中、「セルロースナノファイバー(CNF)」が次世代素材として注目を集めています。CNFは木から生まれるバイオ素材で、軽さ、強さ、環境への配慮を兼ね備えており、2025年の関西万博でも展示されるなど、世界的に大きな関心を集めており、今後さまざまな産業に革新をもたらすと考えられています。

CNFは、従来のプラスチックや金属に代わる素材として、自動車や建築、電子機器、医療分野など、広範な分野での応用が進んでおり、自動車業界では軽量化によって燃費向上やCO2排出削減に貢献、電子機器分野では、強度と軽さを兼ね備えた素材として、さまざまな業界で次世代製品の開発に向け、今後の技術展開に強く期待されています。

また、CNFは再生可能な素材であり、製造過程での二酸化炭素排出を抑制し、持続可能な社会の実現に貢献します。これにより、環境負荷を低減し、循環型経済を支える素材として注目されています。

一方で、現時点ではCNFの大量生産におけるコストや製造プロセスの効率化に課題があり、商業化に向けた技術的なハードルがあります。さらに、強度や機能性を向上させるための研究開発が進められており、これらの課題をどのように解決するかが、今後の応用領域の拡大と社会実装に向けた重要なポイントとなります。

本セミナーでは、東京大学大学院 磯貝 明 特別教授をお招きし、下記2部構成にてCNFの特性や応用範囲、どのように産業課題を解決し、未来の社会を支えていくのか、その可能性と展望を最新の研究成果を交えて深掘りしていきます。

◼︎第一部 15:00-16:00 特別セミナー 
 汎用材料から高機能先端材料までー
 バイオ素材「セルロースナノファイバー」の応用領域と未来
 〜持続可能な社会を支える革新的素材の構築・実装に向けて〜
 磯貝 明 特別教授

◼︎第二部 16:00-16:20 特別インタビュー
 磯貝特別教授にCNFの情報収集・活用について聞いてみた!
 ・CNFの情報収集をする上でのポイント
 ・業務に活用するための情報収集のコツ
 ・意外と関連している見ておくべきテーマや領域
 ・どのようなソースから情報が公開されているのか

CNFについての最新情報を知りたい方や、今後の時業務に役立てるための情報収集法を知りたい方は必見です。

このような方におすすめ

・次世代バイオ素材に関心がある技術者、研究者
・製品開発において環境配慮や持続可能な技術の導入を推進している担当者
・自社の事業戦略や技術投資を検討している経営企画・マネジメント層
・新しい素材を活用したイノベーションを支える部署に関わる方


登壇者


磯貝 明 氏

東京大学 特別教授・大学院農学生命科学研究科セルロース化学研究室

東京大学農学部卒業後、同農学系研究科大学院修士・博士課程修了。農学博士(1985年)。米国IPC化学科博士研究員を経て、1986~1994年:東京大学農学部助手。1994~2003年:東京大学大学院農学生命科学研究科助教授。2003~2020年:同教授。2020年~:現職。2016年:フィンランドAalto大学より名誉学術博士号授与。Marcus Wallenberg賞(スウェーデン、2015年)、Anselme Payen賞(米国化学会、2015年)、藤原賞(2017年)、日本学士院賞(2019年)、江崎玲於奈賞(2023年)等を受賞。

開催概要

日   時:2025年9月11日(木) 15:00-16:20
場   所:オンライン(Zoom)
参 加 費:無料 (事前登録制)
主   催:ストックマーク株式会社

※競合企業などのご参加をお断りする場合がございます。予めご了承くださいませ。

お申込み後に視聴用URL発行のメールが送信されます。もし、メールが届かない場合は、「marketing@stockmark.co.jp」にご連絡をお願いいたします。

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